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氏 名所 属
平木 久恵 (有)グリーンブリーズ 代表
(中国・みちづくり女性会議 代表)

■ご意見の内容

Q.これまでの道路政策について特に改善すべき点
・最近、天災・地震・事故などが相次いでいるが社会資本の老朽化や防災・減災への対応が重要。落橋や土砂災害などは“国民に幅広く意見をきいて”などやっている場合ではない。特定財源はこのようなことに使うべきだ。
・国交省は道路行政についてもっとアピールすべき。多くの国民が実態を知らないから「観光地へのアクセス向上」などの意見が多くなるのでは。私も昔はそうだったが、「熊しか通らない地方の道路はいらない」などの意見は都市部の人間の傲慢な意見だ。地方の人間にとっては「命をつなぐ道」である。
・夢街道ルネサンスの認定地区について、電線の地中化を進めるのは良いこととは思うが、なぜ街並みに不釣り合いな街灯をつけたりするのか。元々あった古い街灯もその街の歴史の一部なはず。舗装もヨーロッパのようなレンガ張りにしたり、住民の意見を聞いてはいるが取り入れていないと感じる。無関心な多数よりも少数の中に重要な意見があるということもある。このような意見が取り上げられるような国の組織であることを望む。
・案内標識について、同じ道を走っていたはずなのにいつの間にかルート番号が違っていて自分がどこにいるのかわからなくなってしまった。あとで調べたら重複区間だったがもっと親切にわかりやすくできないものか。

Q.国民の皆様に幅広くご意見を頂く上で特に留意すべき点
・現在は「環境」も非常に大事だと思う。10数年前から自転車や公共交通の利用について取り上げてきた。住民も声を上げなければ変わらない。行政側もアリバイ的な「意見を伺いました。」ではなく、組織内でその意見を広く共有することが重要だ。
・行政の言い分を言い訳ととらえる人もいるため、うまくPRするべき。

Q.その他
・山陰・山陽の格差について、やはりネットワークの不備が問題だと思う。山陽側も自分たちだけ良ければではいけない。