氏 名 | 所 属 | 平川 克美 | (株)リナックスカフェ 社長 |
■ご意見の内容
○ まちの価値として、効率性は1つの価値であるが、効率だけを追求すると量の勝負となり、より大きく、より店舗数の多いところに負けてしまう。駅前の開発をするにしても、効率だけを追求するのではなく、そのまちにあったものを作り、まちの価値としての差別化を図る必要がある。環境と両立する持続可能な成長のようなロングスパンの思考は、経済効率の中から出てこないため、効率性と差別化のバランスを取れることが重要。
○ まちは、人間の住むところであるから、ヒューマンスケールである必要がある。アメリカでは道を横切ることができないが、その点日本ではいい線をいっているのではないか。
○ 市場経済は市場に任せればよいが、日本には、コモンズ(共有地)が必要。何が何でも市場原理でよいわけではない。日本の場合、市場原理のいいところがあるから市場原理にするのではなく、お上が面倒くさいから市場原理をやっている面が強いのではないか。