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氏 名所 属
藤田 和彦 高松市立協和中学校 教頭

■ご意見の内容

・本校においては、今年1月から4月まで月に1件のペースで自転車と自動車による交通事故が発生している。幸いにも大きなけがを負うといった事故に至らなかったのは不幸中の幸いであるが、発生件数は非常に多い。自転車通学のマナーや交通ルールの指導は折に触れて行っているが、その効果は芳しくない。事故の原因は、生徒の交通ルールの準拠やマナーの悪さも否めない。その1つに広幅員の自転車歩行者道があっても、自転車が自歩道を通行せず車道の端を通行していたために発生した事故のケースもある。
・交通事故の発生箇所や原因については、道路管理者、市、警察などそれぞれの情報を統括し、それぞれが共有し縦割り行政やセクト主義に陥ることなく、細かな視点で小さなことから改善を行って貰いたい。(例えば、事故が多発している隅切りのない交差点の改良等)
・同じ場所での事故の発生もあるため、箇所を絞った迅速な対応に取り組んで貰いたい。
・最近のうどんブームによる県外車の生活道への進入が、事故増加の要因の一つになっている可能性がある。
・P&R等の取り組みは良いことだが、自転車を電車やバスにも乗せられるサービスを始めるなど、電車・バス等の公共交通機関が機能をより充実するべきである。これにあわせて、駅や停車場付近の駐車場の整備などもあわせて実施すれば、利用者の増加も望め採算性も上がるのでは。
・当学区内には、広幅員の自歩道と幅の狭い歩道とが混在しており、自転車通学をしている生徒にどこを通行すべきか、指導するのに紛らわしい状況になっている。一貫した計画に基づく歩道(または自転車歩行者道)等の整備が望まれる。
・バリアフリー対策についても、言われたから実施するというのではなく、長期的な計画にのっとって実施していくことが必要。