閉じる
氏 名所 属
藤田 昭夫 (株)あきたタウン情報 取締役編集長

■ご意見の内容

・ここ数年、国土交通省の道路政策は全面的に改革をしっかり謳っているし明らかに改善されていることがHP、出版物からも窺える。そのなかで、道路政策の4つの反省をTURN等で知り、問題点を認めて見直ししていくという意思表示が打ち出されている。

・道路政策のなかで、既存道路の有効利用の面で欠けている点が多いと思う。特に感じるのは高速道路の使い方、利用促進について、利用頻度の少ない人はETCを付けていない。そこに住んでいる住民にとっても利便性の高い高速道路であるような政策を考える必要がある。

・無駄と感じる道路は、例えば地方部で歩行者が少ないのに幅広歩道であったり、交通量的に明らかに増加が見込まれるのに暫定2車線で供用、追って4車線化するなどが思い浮かぶ。

・東北地方整備局で行っている公共事業50万人は道路整備に限らず公共事業を幅広く国民に理解してもらう手段としては極めて有効でいいきっかけづくりと感心している。

・一般の道路ユーザーにとって道路管理者の区分けは必要なく、広域農道の整備で交通もシフトしている箇所も多い。このため、農道等も含めた総合的な道路計画があってしかるべき。それがあって、無駄な道路を排除できるのではと考えている。 

・道路政策の重点化においても、優先的に整備する基準が明らかにされていないため、生活者の視点で見ると疑問・矛盾を感じる点が多い。それが不信感につながるし、所管が国、県、市、農水省など関係ない。やはり、これらの横の連携が必要と考える。

・道路政策全般において、HPで公開しているIRサイトは結果報告等に終わっていないか疑問である。道路行政への理解を深めてもらうためにももっと工夫が必要と思われる。