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氏 名所 属
福島 知克 大分ガス(株) 代表取締役社長

■ご意見の内容

道路整備には3つの種類がある。@行き止まりになったり、災害時に通行止めになるなど通行に問題がある道路の整備。Aあまり必要がないのに政治の力で整備する道。B地域活性化のための道。以前は@のような道路整備が多かったと思うが、これからはBの道路の整備を優先的にする必要がある。そうしなければ大分が生き残れないし、九州が生き残れない。ひいては日本が生き残れない。具体的には、東九州自動車道、別大国道、中九州横断道路、九州横断自動車道延岡線などがこれに該当する。

決してAのような道路を優先的に整備すべきではない。大分県内でも、別府市の高崎山のあたりから由布市の内成の方につながる市道が整備されつつあるが、このような道路の整備は先でよい。

効率的整備のためには、最初からいいものをつくることが重要である。このことで、将来の維持管理コストを小さくすることができる。ヨーロッパの石畳の街道は今でも使えるし、美しい。100年経っても使えるような道を整備すべきである。

インフラはデザインが重要である。具体的な例では、別府駅の周辺整備が進められているが、デザインがよくない。また、別大国道の青いモニュメントもよくない。審査委員会で決めたとのことのようだが、やはり審査委員会のメンバー選定が重要である。インフラは長い将来にわたって残るものであり、機能美が感じられるよいデザインのものを整備すべきである。