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氏 名所 属
石沢 暁夫 (株)エーアイサイン 代表取締役

■ご意見の内容

◆今後の道路政策における効率化のポイント

・現在バイパスが整備され、旧道に信号がついてしまうが、折角のバイパスが信号が設置されることで流れが悪くなってしまう。青森市浪岡地区のバイパスが整備され、快適に運転し時間の短縮によりインフラの恩恵を実感している。その快適性を保つため旧道からの入りは赤の点滅信号にしてはいかがか。特に新城鶴ヶ坂大釈迦のT字路は改善が必要。もしくは朝夕のラッシュ時だけの信号の稼働など、交通量に合わせた対策をして欲しい。バイパスに限らず浪岡中学校のT字路、山田中のグランド面のT字路など数えたらキリがないが、T字路の信号の乱設があまりにも多く、いたずらに渋滞を増成している。

◆今後の取り組む道路政策の優先度

・主要都市を結ぶ幹線道路
  青森から八戸に行くときいつも感じるのは三沢経由、十和田経由どちらにしても不便で通行しにくい路線であるということ。第二の都市の筈なのになぜ幹線道路が建設されないのか疑問を感じる。みちのくを抜け第二みちのくまでの標識の不親切さ、これを見る限り青森(津軽)と八戸(南部)の精神的なことも含め大変な距離を感じてならない。県内道路整備の最重要緊急整備路線として青森→八戸間の建設を切に願うものである。できれば無料で走れるように考慮いただきたいと思う。

◆その他

1.道路政策に関する改善点
・道路は車が主体として考えられ整備されているが、県内普通乗用車は約50万台、もちろん二輪車、トラック等もあるが、交通弱者と呼ばれる人は人口の半数以上である。自転車で走ってみるとよく解るがとても走りにくいしとても怖い。ましてや電柱などの障害物は非常に危ないしやっかいである。子ども達が自転車で安全に通学できるまた歩行者が安心して歩ける道路の整備が急務であると思います。十和田の官庁街通りの並木のある道路は「道百選」にも選定されたがあのような素敵な道路づくりを目指して欲しいと思う。車いす歩行も可能なユニバーサルロードも目標にしていただきたいと思う。

2.道路に関して感じる無駄
・無駄だと思える道路はたくさんある。浪岡地区にも車の交通量が一時間数台なのに拡幅の計画がある。誰の意志なのか疑問に思う。花岡大橋も17億もかけたが利用率は少ない。それより弘前の大清水の方がよっぽど必要度があったと思えてならない。工事計画は本当に住民が何を望んでいるか意見聴取して進めるという行政の取り組みがなければ無駄は一向になくならない。

3.幅広く意見を聞く上での留意点
・災害対策やトンネルなどの維持等もちろん必要であるが、先ずは生活道路として一番密接なところから着手すべきだろう。東京都内の開かずの踏切はなんと20分も閉じたままだ。そんなことがなぜ改善されないのか、一般人が”当然だ”と思うことを行政は予算化して実行してくれればいい。温暖化対策の28兆円も内容が分からないが、渋滞を減らすだけでCO2削減はかなりできる筈である。そのための交差点のあり方、信号の設置も大きな検討課題であるので、そちらの方にもっと予算をさくべきであると思う。信号の必要度の実態調査も必要である。実際、バイパスの建設で県道に格下げになった旧国道にそのまま残っている信号など機能していないものはたくさんある。トンネル内側の白い壁面の清掃も予算化して欲しい。排気ガスで汚れたままでとても不健全である。ちなみに韓国のそれは毎日清掃している。

4.その他意見
・道路景観は今後の重要課題である。道路はただ走れればいいというものからいかに気分よく快適に走れるかという意識が高まっている。道路の整備は、景観を重視していかなければならない。信号の乱立を抑える、デザイン化を図る、歩道をインターロッキングにするなど自然景観、街景観との調和を図って欲しい。最近設置が進んでいる矢印↓の点滅灯もかなり景観を阻害している。北海道は見直している筈。