○地域医療問題と高規格道路、地域高規格道路の整備
・昨年度、釧路根室圏から市立釧路総合病院に救急搬送された件数は2,457件（平成18年度実績）にも及び、根室市立病院の産婦人科も廃止となった。
・医師不足による地域医療の問題は深刻であり、今後も小規模都市に市民が安心して安全に暮らせる体制が整備されるとは考えにくい。
・釧路根室圏は、人口密度が低く、移動には陸路を車で移動しなければならないため、今よりも時間を短縮する事が可能で、かつ、安全な高規格道路（釧路〜根室）、地域高規格道路釧路中標津道路の早期整備が必要である。

○地域の発展と道路ネットワークの整備
・地域の発展には道外企業の誘致を進めることも重要であり、そのためには、道内主要都市との釧路根室圏が規格の高い道路で繋がっていることが必要である。高規格道路（釧路〜根室）、地域高規格道路釧路中標津道路など、道路ネットワークの早期整備を強く望む。

○エゾシカ対策
・釧路根室圏では、エゾシカとの衝突事故が多数発生している。シカの嫌いな音を出したり、火薬のにおいを出すなど、住民が安全で安心して走れる道路環境の整備が必要である。

○災害発生時の代替路の確保
・大型の地震は他地域に比べると頻繁に発生しており、幹線道路が寸断された場合には陸の孤島となる可能性が非常に高いため、災害発生時に確実に迂回できる代替路線の確保が必要である。