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氏 名所 属
岩城 恭治 NPO法人 夢ネット大船渡 理事長

■ご意見の内容

・大都市では、渋滞解消のためのバイパス整備等をおこなっているが、整備してもさらに自動車が増えるので、大都市においては鉄道やバスなど公共輸送機関の充実対応へ政策の転換を図る事が必要と考えます。また、小都市や田舎(一概に言えないが5万人未満程度)には過疎対策等からも、高速道路や高規格道路が必要である。

・劣化してきた道路(橋梁・トンネル)の改良も優先すべきと考えます。

・数年前に大船渡市日頃市街で約14億円の改良工事を行っていたが、今後、抜本的改良(BP整備)の要望も強い。一部改良(現道改良)を行う際は、将来に路線変更も無いとの世論合意があればよいのですが、抜本改良要望がある場合は、その区間内に一部改良(現道改良)のために億単位の予算支出は考えものではないか。そのようなことから花巻〜釜石間の東北横断自動車道釜石秋田線への大船渡市からのアクセス道との関連も合わせて現道改良と抜本的改良の比較検討がされたものか疑問である。

・三陸縦貫道の出入り口は、大船渡市に3ヶ所も必要であったものか。特に一方向からの出入り口である大畑野は、どのような必要性からか?またそのための工事費等を考えた場合、どうも無駄であったと思うがいかがでしょうか。今後両方向の出入りとする工事は必要が無いものと思う。

・工事現場に工事請負金額を公表していることは、国民の理解を得る一つの良い改善点であると考えます。

・水道・下水道など道路を掘り起こす際、関係機関の事前打ち合わせによって、一度に数種の工事を行なう努力が必要と思う。

・これまでは、道路新設や改良が決まってから、行政の協力や地権者の理解を得る為に説明会等を行なっているように思うが、今後は道路工事計画が固まらない時期に、中止も含めて、関係住民との話し合いを持つべきである。自治体の首長や議長の要望だけでの工事計画づくりは危険である。

・東北や北海道の寒冷地や積雪地帯の道路工事は、春から夏などに工事が多く出来るように、単年度予算方式から、複数年度予算執行方式に変えるべきではないかと考えます。

・岩手県においても、内陸では渋滞解消、沿岸では高規格道路の整備、といった都市と地方の格差に似た状況となっている。均衡ある発展のためにも、沿岸における高規格道路等の整備は重要と考えます。

・道路沿いの美化活動として、企業負担等で苗を用意し、植樹等はNPO団体や自治会がやるという活動も効果的と考えます。協力企業へは提供看板を建てるなどのメリットを与えることで実施可能と考える。