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氏 名所 属
稲葉 理英子 おばま女性みちの会 会長

■ご意見の内容

○これまでの道路政策に関して、特にどのような改善点があるとお考えですか。

 ・どの様な道路でも、繋がってこそ大きな効果が発揮するものと思います。地域振興、生活、文化の交流、安心、安全のためにも、地域に必要とする「道」は供用させて欲しい。
  美浜原発から敦賀市街地へ抜ける県道33号、原発死傷事故を教訓にバイパス道路の整備がなされますが、あの事故は海水浴シーズンであり、マイカーで道路は渋滞、救急車でも徐行せざるをえない状態で、最も早い救急車でも17分と一刻を争う緊急時に遅れが生じたそうです。
  現在、西街道東勢〜谷田部間は、舞若道工事用道路になっており、工事車両以外は通行する事が出来ません。通行できない理由はわかるのですが、地域住民が緊急の場合は、通行可能な状態にしていただけないものでしょうか。
 ・地域に必要な道路(例えばR162など)の災害により、生活道であり、京阪神への産業道であるため、通行止めになると地域住民への物流が途絶えることにより、非常に生活が不自由になる。嶺南地方は、幹線道路のR27が中心で、小浜市から敦賀市への移動には最近になって若狭梅街道・若狭西街道が一部できているが、完全につながっていない状態のためにR27が渋滞などの場合は困っている。地域の状況や意見・要望を吸い上げ、道路整備に反映させてもらい、災害(特に原子力発電所を抱える)に強い道路としてもらいたい。
 ・道路整備に伴う、案内看板・標識の統一と整備が必要であると思う。また、今後の交流人口を増やすための誘導を考える必要があると思う。
 ・先般、アメリカ(ミネソタ州)ミネアポリスで高速道路の橋が落下する事故が起きました。その時のニュースによりますと、「わが国の橋は、高度成長期の時代に建設されたものが多く、事故が起こりかねない。」と言っていましたが、橋の耐用年数は?老朽化した橋の改善はされているのでしょうか

○今後、道路政策においては、無駄を排するなど効率化を徹底する必要があると思いますが、特にどのような点を重視すべきとお考えですか。

 ・例えば堤防や道路の法面の除草などにおいて、国・県・市町など管轄の分けがあって、見苦しい事がある。一般の人には管轄はわかりづらいので、各管理者間の協力・連携が必要だと思います。

○今後取り組む道路政策の一層の重点化を図ることが必要であると思いますが、優先度が高い又は低い課題への対応は何であるとお考えですか?

 ・高齢者や学童に優しい道路施策(バリアフリーや歩道・横断歩道の除雪等)
 ・学校の通学路には歩道が必要だと思います。
 ・車を優先した道路施設は歩行者を軽視しています。(例えば融雪装置)
 ・案内看板・標識の統一化(地域の観光地をPRする事により地域振興となります。)
 ・ボランティアとの協働体制の充実
  道路において、ボランティアが花を植えたりするなどの活動に理解と協力をお願いしたいと思います。

○その他、道路政策全般に関して、ご意見、ご要望があればお聞かせください。

 ・地域の皆さん・災害で困っている皆さんの声を吸い上げて、道路整備への早期対応をお願いしたいと思います。