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氏 名所 属
神山 敬章 いわき明星大学 人文学部 現代社会学科 教授

■ご意見の内容

@地方の道路整備
  概ね、週の3日を埼玉、4日をいわきに住んでいる。地方の道路整備が遅れているのは、事実で実感している。

A道路行政の進め方について
  例えば、バイパス計画or現道拡幅計画があった場合、その地域がどのような合意をするかが重要。住民は、道路が地域に与えるメリット、デメリットを理解し、地域の特性、歴史的な成り立ち、地域の将来について十分議論し、合意に至る過程が重要。地域づくりと一体で進める必要があり、行政主導ではなく、地域住民主導で進める必要がある。

B無駄な道路
 ・地方の高速道路の利用者が少ないと言う議論があるが、それはまだ、ネットワークが形成されていないからである。ネットワークが繋がれば、選択肢が広がり、渋滞の解消にも繋がる。
 ・様々な道路管理者が連携して効率的に進めることが大切で、その姿を国民によく説明する事で、理解が得られるのではないか。 

C高速道路の活用
  ・各地でスマートICが取り組まれているが、スマートICが増えれば、高速道路への利便性が向上し、身近に感じることが出来る。利便性が向上し、身近に感じることで、道路への不満も少なくなる。
  ・東北自動車道と常磐自動車道、それを横軸で結ぶ高速道路が出来ないと、社会移動(人の移動)が活発にならない。

D渋滞情報
  ・休日等の渋滞情報を聞くと、出かけたくなくなる。情報板による渋滞情報を増やし、カーナビの普及を促進して欲しい。

E中期計画
 ・道路整備は、生活する上で必要なことで、そのためには、きちんとした計画を示して進めることが重要。道路は地域に将来の夢を与えるもの。