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氏 名所 属
金坂 清則 京都大学大学院 人間・環境学研究科 教授

■ご意見の内容

○国土の基盤は、道路。
  → 地域格差の解消が大事。地域格差の小ささは、日本最大の良さであり、これを破壊してはならない。
  → 限りあるそして山がちな国土を最大限に生かすべき。そのためには低密度居住地域の整備もはかり過疎化を止めなくてはならない。 

国土のバランスを考える。世界都市・東京、国土にちらばる大都市圏、地方の小さなまち、そして農山漁村までを一つの体系ととらえる地域政策が必要である。
そのためにも道路は、不可欠。

○国土交通省が全ての道路(国道、県道、市道など)を監修すべき。国道だけでなく、道路網全体を見据えたコンセプトを持つべき。
○美しい国家の創造のためには、「地域」「場所」「空間」の論理をきちんと踏まえることがが必要である。そのため、地理学的ものの考え方をもっと積極的にとり込むべき。
  道路は、日本国民の「命綱」
○省庁が再編され、国土交通省となり、国土行政全体に対する責任がある。
○総合的な国土行政として、我が国のグランドデザイン策定にリーダーシップを一層発揮すべき。総合的な地域施策を考えた上で、道路も計画すること。

○上記の重要性を前提として言えば安易に予算を削っては、ならない。
○国土のバランスを考える。
○国土交通省は、「道路のプロ」であり、 もっと仕事にプライドを持ち、国土に対する愛着が重要。 併せて、国民が日本という国とその国土に愛着を持つような施策を進めるべき。
○都市、道路は、「風景の美しさ」(景観美)と矛盾するものであってはならない。
○「中期計画」の策定にあたり、意見を広くすくい上げることは大事だと思う。


以上