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氏 名所 属
菅家 健司 福島民友新聞社 いわき支社長

■ご意見の内容

1.改善点・無駄
  必要な場所が整備されず、不必要な場所が整備されている。道路整備が、政治家の腕の見せ所になっていた。客観的なデータに基づき、優先順位を設定すべき。高規格幹線道路の整備にあたっては、需要予測の十分な検討が必要。
@浜通りが、全国有数の原発地帯という事実を見ると、常磐自動車道は万一の事故に備え、避難道路として最優先的に整備されるべき。
A国道115号福島・相馬間の整備手法は間違い。土湯道路のように改良で対応すれば、早期に整備できたのではないか。
B同じ国道でも自治体によって、整備状況が異なる(国道349号,114号)。対面通行が出来ない場所を放置して、直線部分をさらに整備している(国道349号)。

2.今後、取り組むべき道路政策
@今後、判断力の低下している高齢ドライバーが増えるので、走りやすい道路と分かりやすい標識が求められる。例えば不規則な交差点のカラー道路化。
A補償の問題が生じるかもしれないが、危険な道路を公表する。
B「近代化遺産」的道路の再整備。
C道路整備に住民の意見を反映させる。
Dモデル道路的な路線を選定し、整備目標を明らかにすると、行政に緊張感が生じ、地域の関心・期待感も増すのではないか。

3.その他
@いわきに来て1年近くなるが、ナビがないせいか、いまだにバイパスの連結部分が分からない。このランプを降りるとどこに出るのか、具体的地名を表示した看板が欲しい。
A常磐道いわき中央IC周辺の渋滞対策。
Bヤマダ電気がオープンすると、上荒川周辺の渋滞が更に悪化する。
C道路愛護の精神を高めるために、道路に文化的付加価値をつける。道路写真コンテスト、「浜通り歴史のみち研究会」の講演会などは好企画。文化の1%システム的な「憩い」、「癒し」、「ゆとり」のある道路整備があっても良い。
D相双地方の6号は2車線なので、譲り合い車線が必要だ。
E自転車の無灯火が多く危険。関係機関が連携して積極的な啓発を行う必要がある。(道路・歩道のバリアフリー化は、だいぶ浸透してきた。歩行者優先の横断歩道も増えている。着実に推進して欲しい)。