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氏 名所 属
河合 健一 若狭熊川宿まちづくり特別委員会 会長

■ご意見の内容

○これまでの道路に関して、特にどのような改善点があるとお考えですか。
●熊川の一部の区間ではあるが、国道27号より303号の方が交通量の多い区間があり、特に阪神大震災後交通量が激増した。また建設以来道路幅は変わっていないが車が大型化してきているなかで、303号と一部民家の距離が近く危ない箇所がある。そこで住んでいた人は地区から離れてしまった。昔からその部分の道路の位置を北川の北側に振ろうかという意見もある。用地買収もあるが振れたら振ってほしいというが地元の声である。歩道の整備についても難しいのは、どれだけいいものを作ろうとしても地元の理解が得られず、土地のない所にはできないということ。(熊川でも)一部反対をしている人がいるが、こちらからお願いしたことについては努力をしていきたい。

●昔に比べて除雪は良くなっているが、雪に強い道を作って欲しい。最近は5〜6年に1度ぐらいしか大雪が無いし除雪してくれるのはありがたいが、除雪で路肩に積まれ堅くなった雪で家から出るのに苦労する。悪く言うと雪をどけるのではなくよけている。国道だったら路肩にスペースがあり雪を捨てられる場合があるので、そのような場合はロータリー除雪車で雪を飛ばしてほしい。
303号は2500mぐらい融雪装置を要望しているが、用水では凍ってしまうので、地下水を用いたらどうかと思う。私の家は井戸水を使っており、熊川は地下水が豊富で水温も高いので、私は地下水で歩道の融雪を行ったらどうかと思う。

○道路に関して無駄と感じることはありますか。具体的にお教えください。
●都会の人が熊川に来て、立派な道路だけど車は走っていないというが、田舎は田舎の考えがある。都会の道路だけが良くなるのはおかしいと思う。道路の無駄というのは感じていない。

○今後、取り組む道路政策の一層の重点化を図ることが必要であると思いますが、優先度が高い又は低い課題への対応は何であるとお考えですか。
●自動車免許を取って40年になるが、道路は良くなってきている。また滋賀県に繋がる快速鉄道を要望しているが、一方で昔滋賀県の道路部長さんに県境の追分隧道(2000m)の建設について、快速鉄道より先に要望してはどうですかと言われた。実際には快速鉄道は実現できておらず、隧道建設が早道だったかも知れないなと思う。鉄道は決まった人、汽車しか走れない。道路は自転車や車、色んな人が利用できるとアドバイスもいただいた。

○その他、道路政策全般に関して、ご意見、ご要望等があればお聞かせください。
●滋賀県の人は「若狭には仕事がある」と、国道303号を通って若狭に来る人が増えてきており最近は交通量が多い。多いから害になるということではなく、車社会となった今では、過去の先輩方のおかげで303号を建設できたことは良かったし、ありがたいと思う。