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氏 名所 属
葛西 章史 青森ITSクラブ 常務理事・事務局長

■ご意見の内容

◆今後の道路政策における効率化のポイント
・都市と都市を円滑に結ぶ高速道路・高規格道路等については、今後も整備を進める必要がある。また、地方都市の財政状況の悪化等によって、一向に進まない都市計画道路等についても国費で進めるべきである。現在ある道路をもっと有効に利用するために、ITS等を活用することが必要である。また、民間で組織する「道路交通センター」を地域毎に設置し、道路・交通に関する情報を一元的に住民へ提供すると共に、住民ニーズに基づいた真に必要な道路を検討する必要がある。
◆今後の取り組む道路政策の優先度
・地域特性
・安全・安心
◆その他
1.道路政策に関する改善点
・全国一律の基準で優先度等を推しはかることは適切ではなく、その地域の特性(気象条件、地理条件、国家施策等)を充分に踏まえ、それぞれの重要性を認識して政策を進めることが必要である。特に、国土の7割近くが積雪地域になっているにも関わらず、除排雪等に関する道路管理の予算は、地方交付税等によって見えない形で地方に分配されている。除排雪等の地域に即した道路管理費については、堂々と予算化するべきである。
2.道路に関して感じる無駄
・積雪量や除排雪の作業方法等により、片側3車線の国道が冬期間2車線になり旅行速度の低下を招いている。
3.幅広く意見を聞く上での留意点
・広報をもっと充実させてほしい。例えば、ガソリン税についての説明がほとんどなされていない。もっと主婦など一般の方へのアピールが必要である。
4.その他意見
・道路特定財源を一般財源化する前に
○市町村の除排雪費も国費で行うべきである
○公共交通(特にバス事業者)への補助対策を行うべきである
○交通管理者関係の整備を行うべきである(光ビーコンなど)
○直轄道路以外の通信インフラの整備を行うべきである