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氏 名所 属
籠橋 健治 多治見市消防本部 消防長

■ご意見の内容

・救急業務の頻度が高く、ここ10年位で件数的に5割位アップ。市内で年約3,500件、日10件程度。

・救急車の交差点付近の交通事故が大きな課題。FAST緊急車両支援システム(緊急車両が近づくと信号が青になる)が近く岐阜市で試験が始まる。多治見においても主要な国道交差点で採用を。

・多治見市内はもっと道路整備してほしい。渋滞がかなりあり、可児、御嵩と比べて新しい道路、橋が少ない。どうしても夕方、土日は渋滞して、街中への買い物がしにくい。アウトレットモールにより交通渋滞がかなり増えている。国道19号バイパスの土岐から多治見にかけ、土日、特に夕方が渋滞する。

・東海環状自動車道の開通による消防の車の流れに大きな変わりはない。

・県立病院への搬送がかなり多い。市民病院を含めた一帯の渋滞がひどく、特に県立病院周辺のアクセスが悪い。土岐川に新しい橋を架けるとか、抜本的な渋滞対策が必要。

・電柱、看板が多くある。交通事故防止、景観から看板は好ましくない。できれば地中化を大きなテーマとして取り組んでほしい。架線は、ヘリの救急活動の支障にもなる。

・5分救急(5分以内到着での救命率が高い)、6分30秒消火(通報から到着まで)が消防マンの合い言葉。達成には道路網の整備と混雑の緩和が重要。消防の体制もあるが道路の整備が一番大きい。

・よほど渋滞していても5分以内の到着で6,7割はカバーしている。最長でも10〜12分くらい。渋滞していてもぬって行くが、1車線や交差点で渋滞していると何ともならない。

・運転していて自転車が危険。これから高齢者、健康面、環境面で自転車利用が増えてくる。自転車通行の安全性を配慮することが大きな課題。


※多治見消防署の3署からの要望事項(上記以外)
・高速道路の路側への一般車両の進入により救急車両の通行に支障。取り締まりの徹底を。
・事故を減らすため、排水性舗装を増やしてほしい。
・渋滞を減らすため、右折レーンを増やしてほしい。
・交差点に近づいた時、音声で車内外に知らせることのできるシステム。
・国道248号平和トンネルで消火栓を設置できるよう、早期に水道管布設を。
・道路改良時に舗装をするときに、消火栓等の蓋にタールを塗らないこと。
・道路改良時の消防水利等の移設、嵩上げを道路管理者負担で行ってほしい。
・道路工事を頻繁に行わないような頑丈な道路にしてほしい。
・自転車と歩行者が共存できるような道路づくり。
・日本一暑い街、多治見であるため、熱吸収可能なアスファルト舗装にしてほしい。