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氏 名所 属
門脇 謙 秋田県成人病医療センター 副センター長

■ご意見の内容

・ 都市部で道路不要という意見が出るのは、莫大な資金投資や公害等により道路のイメージがダウンしているためである。道路のイメージを上げる努力を継続すべき。
・ 地方の高速道路は利用率が上がらないから不要論がでる。全国をつなげる高速道路を早く整備すること、災害に強く光ファイバー設置など機能を上げる、アクセス道路をきちんと整備することが重要。

・ 秋田はICの接続が不充分。高速にアクセスする道路はきちんと整備しなくてはいけない。
・ 地方では道路の性能を上げるべき。生活道路の改善がされていない。高規格道路の整備も遅れている。
・ 生活道路と高規格道路の交通を分けるべき。日常の用は生活道路で、都市間移動は高規格道路を使うようにしなければならない。利用者は生活道路はスピードを抑え、スピードを出すなら料金を払い高規格道路を使う認識を持つべき。兼用は危険である。
・ 中長期的な計画として高規格道路は片側2車線とすべき。
・ 片側1車線の高規格道路は危険。対向車が(車線を越えて)きた場合に避けられない。事故が発生した場合、道路を造った行政の責任になりかねない。中央分離帯の設置等反対車線にはみ出さない道路構造として、安全性を確保することが重要。

・ 救急車は無料で高速道路を利用できるようにすべき。患者搬送後帰りの高速利用は料金がかかる。早く帰らないと地区内で救急車のない事態が生じる。
・ 救急救命士の意見として、道路からの振動は患者に悪影響。出来るだけ振動しないほうが望ましい。
・医師の確保が困難、開業医の高齢化などから、医師が集中する中核病院につなぐ道路整備が重要。
・ 高齢ドライバーの増加は認識すべき。視野狭窄やアルツハイマー等の問題がある。そのような方も運転している事を念頭に置き安全対策を行うべき。
・ 大館から秋田へ搬送した事例ではヘリ搬送より救急車で搬送した場合が速かったとも言う。ヘリ搬送には、ヘリポートの夜間利用などの課題が多く、道路整備は重要である。
・豊かな土地を利用して高速道路にヘリポートがあれば有効に活用できる。このようなヘリポートの整備が将来必要。

・ 高速道路の水たまりが凍結した箇所は危険。パトロールできちんとチェックすべき。
・ 今後は道路の責任が重くなる。きちんと管理することが重要。

・ 道路はもとが取れないと認識すべき。インフラ整備とはそういうものではないか。
・ 道路はインフラであり、付属する設備を収容する機能を持つべきである。通信ネットワークの収納にはお金がかかることを認識し、非常事態に使える防災上の機能は確保する必要がある。
・ コストをかけてでも将来に向けてきちんと造ることが重要である。ソフトの費用はかかると思う。
・ 公の責任で全て賄うのは不可能。自分の使う道路には相応の費用負担をしていく必要はある。安全に走るために費用はかかる。
・ 住民・自治体・民間の3者で費用を分担する仕組みが必要ではないか。
・ 身体障害者、福祉車両は高速道路を無料や割引料金で利用できるよう優遇し、利用率を上げるべき。
・ 3月の工事は不評だが、繰越金の関係で行っている事情は理解できる。予算運用を弾力的に行うべきと思う。
・ 高速料金は長距離ほど安くしてみては。例えば東京までの料金を先に支払って途中で降りて又乗れるといった使い方があっても良い。
・ 一般民間人から出されたアイデアを真剣に検討してみる必要がある。

・ 高規格道路の利用率が上がらないのであれば、使われない原因をきちんと把握するなど現実に起きていることをきちんと把握することが肝要。
・ アンケート等は定期的に行うべき。