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氏 名所 属
菅野 正浩 (社)気仙沼青年会議所 直前理事長

■ご意見の内容

○気仙沼地域には高速道路が無く、産業・経済とも内陸との格差が著しい。
 地域活力も低迷しており、若者が流出し人口減少に拍車がかかっている。
 このままでは、この地域の将来を担う若者がいなくなり、家族や地域の崩壊を招きかねない。
 私たちは、都会に働く人たちのような高い生活水準を望んでいる訳ではなく、生まれ育ったこの地域での安全・安心な暮らし、そして魅力ある地域、言い換えれば我々の子供や孫に誇れる地域の発展を望んでいるだけである。
 そのために、当該地域の特色である水産業・観光業、とりわけ水産業においては付随する流通システムの構築等、観光業においては交流人口の増加等による地域振興を図るとともに、地震や津波の災害発生時における迅速かつ確実な救助・救援活動および仙台市内等にある救急病院への救急搬送を可能とするため、この地域にとって必要最低限の社会基盤である高速道路の整備を必要としている。

○高速道路の整備は、地域の自立と安全・安心を確保するために必要最低限の社会基盤であり、特に高速交通体系の整備が立ち後れている当該地域においては最優先で取り組むべき施策と考える。

○道路整備がまだまだ不充分なこの地域にとって、無駄な道路というのはありえない。
 しかしながら、高速道路の整備が途中で途切れる、あるいは整備水準を下げるような整備をするようなことがあればそれは非効率であり、無駄な整備と言わざるをえない。
 
○都会では公共交通機関の利用促進を進めるべき。それは環境対策にも繋がる。
 しかし、地方部では満足な公共交通機関もなく、何処へ行くにも移動に長時間を要することから、移動時間の短縮を図る高速道路の整備を進めるべきと考える。