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氏 名所 属
角間 俊夫 金沢商工会議所 副会頭

■ご意見の内容

○ これまでの道路政策に関して、特にどのような改善点があるとお考えですか。
(意見回答)
・ 真に必要とされる道路計画がありながら、平成15年度以降、公共事業のシーリングに伴う道路整備予算の削減により、整備が先送りされるケースが見受けられる。必要とされる道路計画が残っている限りシーリングの対象とせず、その整備を早期に進めるべきである。

○ 今後、道路政策においては、無駄を排するなど効率化を徹底する必要があると思いますが、特にどのような点を重視すべきとお考えですか。道路に関して無駄と感じることはありますか。具体的にお教えください。
(意見回答)
・ 道路はつながって初めて効果が発揮されるものであり、地域の実情を十分に考慮し、@優先順位による施工、A基本計画を縮小してでも(片側2車線での整備を予定している路線においても、早急に1車線)整備をし、供用開始につながる施工に配慮されたい。

○ 今後、取り組む道路政策の一層の重点化を図る事が必要であると思いますが、優先度が高い又は低い課題への対応は何であるとお考えですか
(意見回答)
・ 地域間格差の是正が最も重要な課題であり、真に必要な幹線道路網を早期に整備すべきである。整備すべき道路その他のインフラが未整備であるために、遅れている地域が散見され、そのために不公平な競争を余儀なくされ、その結果として大きな地域間格差が生じている。この課題の解決が急務である。
又、地域の産業づくりの観点から地域間競争を勝ち抜くため、港等の地域の交通の結節点への道路整備を強化されたい。

○ 国民の皆様に対し、幅広くご意見を頂くこととしておりますが、特に留意すべき点などあればお教えください。
(意見回答)
・ 道路整備費を負担している国民に対しては、道路整備の必要性等について、分かりやすく具体的な目標設定や事業の内容・効果等についての十分な説明が必要である。

○ その他、道路政策全般に関して、ご意見、ご要望等あればお聞かせください。
(意見回答)
・ 幹線道路の整備は、地域間格差是正の必須の条件であるとともに、地域の活性化等を加速し、ひいては日本経済全体の成長力を強化し、企業の国際競争力の向上にも資するものである。加えて、地域においては、過疎化と高齢化が同時に進展する中で、高度医療施設へのアクセスが問題とされているが、医療施設へのアクセスあるいは災害時の救援等緊急時への対応にも不可欠である。したがって、幹線道路の整備については、重要な国家戦略のひとつとして考えるべきであり、幹線道路網を構成する真に必要な道路については、最優先で整備すべきである。
・40年〜50年経過すると構造物の寿命がくる。新しい道路とは別に古い道路(橋)にも維持管理に金をかけなければいけない。その財源が必要ではないのか。
・金沢市内は歩道が狭くて危ない。生活道路の歩くスペースを確保してほしい。実際に健康のために朝歩いているが歩道がなく車が来るとあぶないところもある。
・郊外に店舗ができると市内に店がなくなり、結果、車を運転できない弱者は郊外に行けないため不便になる。
・狭い道は宅急便車が入らない。積雪期は除雪しなければなおさら入らない箇所もある。もっと生活道路の整備に取り組んで頂きたい。