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氏 名所 属
北園 芳人 熊本大学 工学部 教授

■ご意見の内容

@道路政策の公表の在り方について
・道路に関する様々な政策が公表されているが、地域住民の方には、どういった政策がいつ策定されたのか十分に伝わっていないのではないか。
・ホームページ等から情報を積極的に得ている人には情報が伝わっているかもしれないが、あまり関心がなく自分から情報を得ない人にも政策内容が伝わるようもっと工夫したアピールを行うべきである。
・例えば、道路情報板を活用し、地域住民の方に情報提供を行ったらよいのではないか。
・熊本東バイパスが、6車線化されたが、その後、地域住民や利用者の方がどう感じているのか意見を伺い評価を行うことが重要である。
・その場合、整備後、時間が経ってからでは、整備前後の変化に対する感覚が薄れ意見を聞いても、率直な意見が伺えないのではないか。
・従って新しく道路が開通したり、道路整備が終わり開放されたら、早めに地域住民や利用者の方がどう感じているのか意見を求めるべきである。
・道路の整備に関しては、無駄と感じることはない。しかし、一般の方は一部供用で交通量が少ない場合などは、無駄な道路と思われているのではないか。
・無駄ではない道路を、無駄と感じさせないよう地域住民や利用者の方に、道路の必要性等についてわかりやすい説明を行っていくべきである。

A道路の有効利用
・歩道において、歩行者と自転車が混在している状況であり、自転車利用者がスピードを出して走行しているため、歩行者にとっては非常に危険な状況である。
・歩道と自転車道を分けて整備を行う方法もあるが、幅の狭い歩道を道路の両側ではなく、余裕のある幅の広い歩道を片側だけに設けることで、歩行者や自転車利用者の安全性を確保する方法も考えられるのではないか。

B危機管理を考えた道路整備
・災害時には、代替ルートが必要になるので、何本かの道路網が必要である。

C道路の走りやすさマップについて
・道路の走りやすさマップは、よい取組みと思うので、もっと一般の方々に知ってもらえるように工夫して公表するべきである。
・このマップを見ると、走りやすさのランクが低い道路がまだまだ多い。ランクの高い道路が増えるように取り組む必要がある。