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氏 名所 属
北川 義男 南九州大学 環境造園学部 教授

■ご意見の内容

・現在は国・県・市が単独で事業をしており、技術レベルの向上を図るためにも事業者側の連携を進めて欲しい。
 例:町の事業で悩んでいる内容が国の事業では既に解決されている場合、連携が取れていれば町の事業もスムーズに進む。
(OB等で技術力の連携を指導する集団を作る事も考えられるのではないか)

・生活様式に合わせた工法選択及び事業をすることで無駄をなくせるのではないか。
(どの地域にも同じレベルの整備を進めるのは無駄に繋がるので、ある程度の地域単位の中で容量を決め、その中で優劣を付けて整備を進めて行くと良いのではないか)

・コミュニティー道路を新規に造るのではなく、既存道路に規制をかけ生活空間を作り出し、特色を出して行くことが必要。
(新規ではなく既存の道路のオープンスペースを利用する事で無駄を省き、また、生活環境の水準を高める)

・危険度の高い所については、現在に引き続き重点的に整備を進める必要がある。

・道路周辺の宝物(景観の良い場所等)を広域な(グローバルな)視点で位置づけ、大地の風景を際だたせる事で重点化の要因とする。
(次代につながる価値の高い大地の風景を大切にする発想で、そのゾーンの道路周辺部も位置づけ、50年後、100年経っても活かしていける位置づけ)

・健康作りの為の空間整備が必要

・歩道の空間に四季感を提供する自然の物を取り入れ、触れ合う機会を増やす事で、地元が自発的にある程度の管理を行うようになるのではないか。
(歩道と車道の間ではなく、歩道と民地の境なども植栽帯と捉える発想も重要ではないか)

・高齢者は地域の財産だという認識が必要であり、高齢者が安心して散歩出来る空間を整備。
(防災空間等を取り入れ周辺整備と連携し、ネットワーク空間を作り出す)