【■今後の道路政策において、効率化を図るうえで大事なこと】
・ 道路整備については採算性だけで行うものではない。他の効果も考慮する必要がある。
・ 個別の事業のスピードアップを図るなどスケジュール管理を徹底すること。特に現道の工事など効率的な早期整備を進めること。　事業の供用にむけて利用者に時間的な計画を示すなど徹底すること。
・ 既存高速の効率的な利用と道路料金の引き下げによる有効利用を図ること。

【■今後の道路政策において優先度の高いもの】
　地域の産業、医療など安全で効率的な交通に係わる面で現在、地域の交通整備は遅れている。特に、十勝では鉄道の廃止やバスなど公共交通機関が不十分なため主体が道路で自動車がないと生活が出来ない現状である。
また、北海道は多様な観光資源を有しているが、広域での交通ネット網が整備されていないために目的地まで通行できない現状であり、地域に大きな影響を与えている。地域の発展、観光振興を図るため、高速ネットワークをはじめ交通ネットワークの整備が必要である。
・ ネットワークが未整備な高速道路の整備を進めること。
・ 地域の発展と交流促進など地域活性化や物流のため都市や交通拠点を結ぶ道路整備。
・ 大型車による渋滞や無理な追い越しによる交通事故対策として付加車線等の整備が必要である。交通安全のため自転車道の整備を進めること。　
・ 歩道の段差解消など高齢化社会に対応するバリアフリーの整備を行うこと。