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氏 名所 属
小嶋 一碵 (株)千草 代表取締役

■ご意見の内容

○街づくりの観点から、諸外国と比べると日本は、短期的な施策になっている。例えば、歩道整備についても、年度が変わると色や素材も変わるなどして一貫性がなく、まちの美しさが損なわれている。
それは、単年度予算ということが阻害しているかもしれないが、中長期的な観点から一貫性を持った整備を行うことが必要。
また、街路灯についても統一されていない、特に電球色については交換時に色が変わり連続性が保たれていない。一定のエリアについては、統一思想で整備すべきである。(シカゴ等は連続性があり綺麗である。)メーカーも同じものを作り続けることが必要。国全体として、素材の統一性が必要。国道、県道、市道等の区分はあるにしても路線としてのつながり、コンセプトが必要である。

○コスト縮減については、コスト・機能をそれぞれ独立した観点で整備しているが、全体像をみて整備すべきである。短期的な視点だけではなく、長期的な視点でコスト縮減を考えること。

○景観が市民の財産であるという認識が必要。必ずしも新しいものがいい物とは限らない。(市民が意識を変えることが必要)
例えばヨーロッパ等では歩道がその特定な地域の石で整備されており、補修する時も同じ材料で整備するために何百年たっても変わらないところもある。計画段階から地域にマッチする計画が必要である。

○交流人口を増やすことが地域の発展につながる。車利用者が全ての人がどこに行っても、今自分がどこにいるのかわかるようにする必要がある。
今はナビゲーションがあり便利ではあるが、ナビゲーションがなくても案内しやすいように、主要な交差点にシリアルbつけるとわかりやすくなる。地図にも交差点bェあることにより確認できる。町名だと長いし、bナあれば何番を右になど人にも説明しやすい。
路線名も地域に応じた名前をつけて親しみやすい路線とすべきである。旧電車通りは折尾から門司港までひとつの路線名称として繋がっていたが、今それを知らない世代になってきている、一部区間で地域の人が名称を変更したところがある。路線名称としては、一本の繋がりとして付けるべきであり小割りすべきではない。
こういう細かな行政ができてない。誰に言えばいいのかもわからない。
九州縦貫八幡IC上り側で都市高速との分岐箇所で各方面の案内が不明確(降り口方面が八幡と表現)なところがある。わかりやすい表現で改善すべき。
道路のネーミングと主たる交差点の明確化は是非やってもらいたい。

○都心部の歩道橋については、美観も損ねるし、子供や高齢者にも優しくないため、平面の横断が望ましい。歩道橋はなるべく無いほうがよい。どうしても必要であれば、景観に考慮してつくるべきである。

○国道整備は、大つかみではあるが地域のことが細かくわかっている人の意見を取り入れるべきである。黒崎バイパスの早期整備を望む。

○交流人口を増やすため、長崎街道(日本風景街道)を内外の人が気軽に訪れてあるいてみたくなるようなマップをつくりネットで紹介するようにしている。(八幡西ロータリークラブ製作、北九州市観光協会寄贈)