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氏 名所 属
小磯 修二 釧路公立大学 教授 地域経済研究センター長

■ご意見の内容

○ 国土の骨格幹線道路網の早期完成
 昭和41年に制定された国土開発幹線自動車道建設法が目指した7,600kmの我が国の骨格的な高速幹線道路ネットワークについては、20世紀中に北海道を除いてネットワークの形成がなされている。安全で安心な国土形成のための道路政策の責務として、残された北海道における高規格幹線道路網の早期完成を求む。

○ 道路空間の多様な活用
 道路空間は、車の走行空間であるとともに、駐車機能によって人が滞在する空間でもある。幾つかの「道の駅」に見られるように、道路による交流を、滞在による経済消費空間として活用することにより地域産業の発展に資する可能性が高い。今後の道路政策においては、道路空間を交流によって、より多くの付加価値をもたらすような幅広い施策に取り組んでほしい。

○ 道路特定財源の使途について
 道路特定財源の使途については、道路という社会資本整備の機能を高め、地域の持続的な発展に資する観点から「観光政策」分野の財源として活用していく方向で検討してほしい。