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氏 名所 属
駒井 謙治郎 福井工業高等専門学校 校長

■ご意見の内容

○金属構造もコンクリート構造も疲労というのは避けられず、何もせず放置するならば、40年たてば壊れると考えた方が良い。問題が顕在化する前に計画的に取替えていかないといざ問題が起こると大変な事になる。

○福井県の人口は明らかに減っている。このような時世に新たな道路を増すとはならない。しかも今ある道路はどんどん悪くなるのは分かり切ったことですから、私は補修を最優先にするべきだと思います。

○今問題となっているジェットコースターの事故にしても何か問題が起こってから修繕するのでは手遅れである。今後道路政策を行うとすれば、目立ちはしないが安全・安心を第一にすべきである。交差点を改良したり、事故を起こりにくい構造にしたりするのはもちろんであるが、まずは老朽化した構造物をメンテナンスする事が重要である。

○真に必要な道路整備というのは新設だけでは絶対にないと思う。改修・補修・安全性向上が道路整備の主となるべきである。

○国民には道路の現状を啓発していかなければならない。しかしジェットコースターの事故もそうだが、死亡事故が取り上げられ見直しが出来たのであって、人はそのような事を経験し初めて気づくものである。