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氏 名所 属
小林 豊 おのガーデニングボランティア 会長

■ご意見の内容

○これまでの道路政策に関して
改善すべき点:
 ・利用効率の悪い道路の新設計画
その理由:
 ・行政需要が際限なく広がる現今の社会にあって、民営化後に誕生し、旧道路公団の事業を引き継いでいる高速道路会社の事務事業を含めて考えますと、一部の高速道路建設に象徴される、利用効率の悪い道路の新設計画は、見直す必要があると思います。
  それよりも在来の道路の拡幅・改良によって、需要に対応する方が、膨大な用地取得費も節減でき一石二鳥のように思料されます。

道路に関して無駄と感じること:
 ・利用度の低い道路が整備され、利用度の高い道路の整備が遅れている。
その理由:
 ・全国の道路事情に精通した者ではありませんので、日本全国のことはわかりませんが本県内とか最寄りの道路は近年よく整備され、隔世の感がいたします。然し、強いて申し上げれば、県内を南北に貫く国道175号の、渋滞が著しい三木市以南の整備の遅れが気になるところです。他の利用度の低い道路に較べてです。

○今後の道路政策において
重視するべき点:
 @鉄道の有効利用とそれに関連するターミナル・ビルやアクセス道路の整備
 A適切な将来の需要予測に基づく道路整備
その理由:
 @戦前(1945年以前)から戦後の復興期にかけて、輸送の主役を担ってきた鉄道の役割を見直す必要があるように思います。とりわけ貨物輸送の分野においては、安価で大量輸送が可能な鉄道の利点は生かすべきだと思います。そのためには、ターミナル・ビルの建設とそれへのアクセス道路が必要なことは勿論です。また、現今、世界的な問題として浮上しています、CO2削減問題への対応策としても有効な手立てのように思います。
 A幹線道路・地方道等すべての道路整備の際、最も重視されるべき事項は、将来の需要予測が適切であるかどうかの見極めにあると思います。
折角整備された道路が何時も閑散としている。そのような状態はあまり見たくないものです。

○道路政策全般に対するご意見、ご要望
 ・道路の役割は、単に交通・輸送の手段のみとして考えてるのではなく、道路の利用者からは、道路は快適空間であると同時に、付近の住民からは美的環境が整備されたところだと、評価される場所であってほしいものです。
そのようなことからして、路肩等を利用しての草花の植栽等も大いに推奨されるべきだと思います。その方法としては地域の人々のボランティア活動に期待するのも一案かと思います。
 ・少子高齢化時代を迎え、今後は車の運転免許所持者は減少傾向を辿ると考えるのが大方の見方のように思います。それに比例して車(乗用車)の数も減少することでしょう。愚説ですが、最後にこれを付言しておきます。