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氏 名所 属
古手川 保正 古手川産業(株) 社長

■ご意見の内容

・企業活動や産業政策とリンクした道路政策を実施してほしい。特に地場産業や中小企業が景気回復の波に取り残されているのは道路整備の遅れがネックになっているものと思われる。

・人や物の流れを良くするには、地域的にハンディが大きい東九州地域において東九州自動車道の整備は必要不可欠である。

・現在大分〜熊本間が3時間かかるのは両県の産業交流の促進・活性化のために大きなハンディーとなっており、中九州自動車道の早期整備は必要不可欠である。大分県側は積極的だが熊本県側は少し熱意が弱い気がするので県間でうまく協力して整備を進めてほしい。

・大分にはキャノンや東芝などの工場があるのでそのためにも高速道路は必要だが、観光産業の発展にも高速道路は寄与するので、絶対に中九州道路は必要である。

・道路予算をあちこちに細かく分散して道路整備をするのではなく選択と集中で1本の大きな道路を短期間で整備してほしい。

・一般道路については、時々立派なものを見かけるが、身の丈にあった規格で整備していただきたい。

・都会の人から見れば、農林道も一般道路も同様のものと考えられる。そのことが無駄な道路を作っているとみられるので、道路に関する部門は省庁を超えて一元化して整備する必要があるのではないか。

・農林道でも、整備されたことにより観光道路として利用されており作ってよかったものも沢山あるので省庁間の連携は今後必要と思われる。

・環境面では温暖化に対応する必要がある。例えば、九州の大型貨物車両は東側(津久見や臼杵)に集めて、船を活用してモーダルシフトを促進すればCO2削減に寄与するものと考えられる。

・温暖化対策で道路をどう位置づけ貢献させるかが必要である。(渋滞緩和策やETC料金割引など多様化な施策などが今後必要)

・本四架橋を3本も架けたのはお金を使いすぎであり、2本で十分であったと思う。

・東九州は四国と近くて遠い。陸送であれば中国経由となり、フェリーでもかなりの時間を要する。

・豊予海峡大橋は予算的に無理と思うので、それに代わるものとして超高速フェリーができると九州がもっと近くなる。

・津久見ICが出来たことで料金を出して利用する人が増えており、お金を払ってでも時間を有効に使いたいと思っている人が増えてきている。

・一般財源化するのであれば、出来るだけ道路施策(環境や過疎地対策など)に近いものに振り向けてほしい。

・高速道路ができることで事故も減少しているので道路整備の良い効果は多方面に及ぼしているものと思う。