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氏 名所 属
国府 秀紀 (株)パームス企画 編集局 編集長

■ご意見の内容

○宮崎は、バス・電車等の公共交通機関を利用するにも、公共交通機関そのものが少なく、また、駅や市街地などから住宅地が遠いため、人口の割に各家庭の車の保有台数が多くなっている。
 しかし、自家用車に頼るしかない状況なのに、市街地や周辺部で2車線しかない道路が多いため脇道などを含め混雑が激しい。

○渋滞解消のための道路を作っているが、細切れで作っても機能しない。「天満橋」の時も橋につながる道路が全部作られてないため、思ったよりも効果が感じられない。
 また、市街地部で道路を作っているところもあるが、何の効果があるのか利用者がわからない。きちんと説明することが必要。

○すでに、自動車中心で生活しているため、中心市街の活性化についても、繋がっていない道路や市街地での駐車場が問題。交通混雑が少ない、駐車場のある郊外の施設を利用することになる。

○宮崎は九州の他県に比べ交通基盤の整備が遅れている。宮崎の今後の発展を考えた場合、新幹線などを作ることを考えるより、高速道路とそれにつながる道路をスムーズにすることが重要と思う。
主要産業である観光の活性化を行うには、他県との差別化が必要。県内各所に数多くある観光資源を活用するには、細切れで作られている道路をきちんと整備し、宮崎は渋滞がなく自動車の通行がスムーズだという事をアピールするような戦略が必要。

○県内の主要都市の延岡に行くより、高速が繋がっている鹿児島市に行く方が早い。
県北(延岡)での仕事となると移動時間などの負担が大きく、県内での業務活動を活発にし県全体を発展させるためには東九州道が必要。
 例えば、県南の串間へは以前は青島付近の通勤渋滞、観光渋滞で大変だったが、青島バイパスの完成で移動時間が30分ほど短くなった。これでかなり抵抗感が軽減された。このように道路が整備され移動の抵抗感が減れば、観光を含め県内での業務活動が活性化すると思う。