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氏 名所 属
籠手田 恵夫 (社)平戸観光協会 会長

■ご意見の内容

・道路は生命線。公共交通機関が衰退するなか車がないと生活ができない。
 地方、特に過疎地については、マスコミ等で無駄だと言われているが、道路がないと生活ができない。

【道路政策に関しての改善点】
・日本と外国との違いとして、日本では道路整備に時間がかかりすぎる。
・日本では地権者との交渉に時間がかかり過ぎている。ヨーロッパ等であれば、公共のための私権については、かなり制限がかかっているが、日本では過度な私権の保護がかかりすぎている。

【道路に関する無駄だと感じる点】
・道路整備に時間がかかりすぎ、昔の計画でそのままつくり続けている。
・地元のニーズを聞きながら事業を行うと無駄がなくっていく。

【優先度が高い課題】
・西九州道路は本当に必要。
・平戸、佐世保、長崎市の3地域を発展させないと長崎県の発展は望めない。しかし、県北地域は国道204号の1本しか道路がなく、その1本の道路も古い基準で作られており、幅員もせまく、抜け道がない。
・国道建設よりも農道建設のほうが整備がはやいという意識が地元ではあり、農林省へ要望するケースが見受けられる。
・農道・林道・国道がばらばらの計画でつくられているが、道路は道路なのだから、同じベースで協調してつくらないといけない。
・平戸は観光地であり、首都圏の人を取り込んでいかないといけない。首都圏のお客様を取り込むためには、空港からのアクセスが非常に大事。しかし、現状ではそのアクセスが非常に悪い状況。
・その解決策が西九州道路だと考えている。
・しかし、残念ながら西九州自動車道路は平戸が計画からはずれている。また平戸ICの計画すらない。
・平戸ICができなければ、平戸へどう行ってよいか、観光客は迷ってしまう。

【その他】
・道路特定財源の一部は環境対策として使うべき。環境問題に対し自動車は絶対影響している。
・道路は新たに作るのではなく、既存道路について、今ある基準にあった形へ直していかないといけない。歩道を確保したり、維持メンテナンスといったところにお金をまわし、そのほかについては、環境対策へ使っていかなければならない。
・日本では、もっとパークアンドライドに力をいれないといけない。