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氏 名所 属
小寺 繁 揖斐川町教育委員会 教育長

■ご意見の内容

1 最初に子どもたちを含む歩行者の安全が、歩道車道の分離がない所もあり、子どもたちが事故に巻き込まれないかと毎日ヒヤヒヤしている。全国でも通学などの列に車が突っ込む事故もある。歩道車道の分離がされていれば、防げたのではと思うこともある。また、ダンプの通行量の多い通学路にガードレールを設置してほしいとの声も多い。
町内の春日地区では、幅員4mくらいの道路があり、バスなど大型車が通ると子どもたちは、山際いっぱいの所を歩き危険である。

2 中学生が通学路としている岡島橋では、幅員が狭く高欄が低いため、風が強いときなど、自転車の生徒が川に転落するのではないかとの声を多く聞いている。ことあることに地域の住民から改善を訴えているが、架け替え予定の橋のため手当てがされない。早期に架け替えしてほしい。

3 道路予算が限られており、春日地区での道路整備していただいているが、急峻な地形のため整備が遅々として進まない。ガソリン税など道路特定財源は、道路を作るために集めており維持すべきと思う。公共交通機関が廃止になったりするので、道路は絶対に必要であり、道路がないと生活できない地域である。

4 町内が広く、遠距離を通学する児童生徒がいる。積雪も多くあり登下校に難儀をしている。北国にあるような融雪装置も必要。

5 渋滞の解消が必要だ。岐阜に8時頃出かける時には渋滞で会議などに到着できない状況もある。

6 山間地には都会の水資源としての意味合いがある。これを守って行くには道路が必要だ。山の生活を守らないと都会の生活も守れない。災害に強い道路が必要だし、いざという時に迂回できる道路も必要だ。動物しか通らないような交通量が少ない道は整備が不要との議論があるが、山の人たちにも生活がある。田舎の人たちが街に出て働いており、この結果として過疎化が進んでいる。その上、道が整備されず、一人も住まない状況となれば、水源の涵養ができず、大災害につながると危惧している。

7 道路整備の一層の重点化と言うが、過疎地域に広く人が住んでおり、地域のために少しでも道路整備の延長をしてほしい。山間地に人が増える事ができて、はじめて国全体が栄える事が可能となる。人には自然の中で癒されたい気持ちがあり、これを満たすために、気軽に都会の人が山間地の人と交流するためにも道路整備が必要と思う。