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氏 名所 属
小濱 哲 名桜大学大学院 教授

■ご意見の内容

1.重点化を進める上で特に優先度の高い政策
○都市圏の渋滞対策について、新しくバイパス道路等をつくるにしても、用地買収等に費用がかかるため限界があると思われる。そのため、自動車から公共交通機関へ転換することで、全体交通量を減らす施策が必要と考える。
○路面電車等の要望もあるようだが、例えば路線バスのカルガモ走行や、「PASMO」のようにモノレールと路線バスの乗り換え・割引等、今まで実験・検討してきたITS技術により路線バスの利用促進を図ることが考えられる。
○また、渋滞が慢性化している国際通りでは、公共車両以外の一般車やレンタカーからは課金する社会実験を行ってみてはどうかと思う。

2.その他、道路政策や道路の整備・管理全般に関するご意見等
○過去に沖縄で取り組んだ「案内標識の統一的な整備」や「歩行者支援のまちナビプロジェクト」、「国際通りの点字ブロック等のバリアフリー整備」等は、全国からも評価する声を良く聞く。
○ETCの普及促進策として、ETCカードも「Suica」や「PASMO」と同じように買い物に使えるようにすべきである。
○「道の駅」、「日本風景街道」に続く施策として、「道の寺子屋」という案が考えられる。「道の寺子屋」とは、観光雑誌等では紹介していない、地元住民による地域の歴史や情報提供等を行うことで、社会教育の一環になり、かつ地域振興を担う施設として道の駅等に設けるものである。