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氏 名所 属
熊谷 靖彦 高知工科大学 総合研究所地域ITS社会研究センター長

■ご意見の内容

・関西、東京、ワシントン、高知と住んでみて地方にはハンデがあると感じる。
道路というものは地方も中央も同じレベルのものがあるべきだ。道路の質そのもののレベルは同じでなくてもいいと思うが、中央と同じく地方にも最低限のレベルの道路は必要だ。高速道路に関しては、四国は最優先でやるべきだと思う。効率やマネジメント、B/Cの議論がされているが、その議論はある一定のレベルに達してからするものだ。ミニマムがどこかという議論はあるが、高知の場合は国道だけでなく市町村道も含めておそらくそのミニマムのレベルに達していないのではないか。特にほとんどの市町村道は管理状況が悪い。管理費がいっていないのではないか。

・個人がうるおう談合はダメだが、日本全体を考えたら必要な場合もある。企業にいたからよく分かるが、企業は一緒になってお互い刺激し合ってやっている。技術の開発、発展のためにはおそらくうまい仕組みでやらないといけない。すべてを同じ条件で入札、公開するというのはどうかとずっと思っている。入札で企業のたたき合いみたいなことをやると発展は難しい。アメリカでは一緒になってやっていることが結構ある。