○重点化を進める上で特に優先度の高い施策
・地域整備と一体となった道路整備（計画）の推進
　道路整備（計画）を行う際には、地域の経済・産業振興策との連携を図ることで、相乗効果を生み出すような行政間の横の連携を推進すべきである。また、地域ごとに地域開発のビジョンを確立し、それぞれの核となる施設（居住区、医療施設、商業施設など）を有機的に結ぶような道路整備が必要である。

・民間企業の開発計画との連携
　民間企業といえども地域の発展や振興の一翼を担うものでなくてはいけないと考えているところである。また、それらを支援するものとして道路整備は必要不可欠であると考えているので、お互いの計画に手戻りの無いように可能な範囲で事前の情報交換を行い、お互いに連携して整備（開発）を進めるべきである。

・環境に配慮した施策の推進
　都市部における渋滞の悪化が環境の悪化につながっていると思われるので、自動車を減らすような施策を進めるべきである。例えば、当社も協力しているが、モノレール駅周辺のＰ＆Ｒ駐車場を増やし、公共交通（モノレール）への転換を促進させる。
　別の環境保全対策として当社は、積極的にＶＳＰ活動も実施しており、その活動をとおして地域住民との協働（植樹祭の開催など）を推進している。

○効率化を徹底的に進める上で重視すべきこと
・中長期的な計画を策定する際の民意の反映
　道路整備を円滑に進めるためには、中長期計画を策定する際に国民からの意見を聞くことで、整備への合意形成を図ることができると考える。特に、環境問題に関心の高い女性など生活者の視点から意見を聞くことは、貴重な意見が聞けるのではないか。