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氏 名所 属
藏根 敏文 NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構 専務理事

■ご意見の内容


○寒冷地域の道路づくり
・管内の物流の幹線道路は通常より路面の消耗が激しく、轍に水がたまりやすく、そこが凍結して危険。寒冷な地域にはより一層強い道路が必要。

○外国人観光客にも対応した道路づくり
・近年、特に外国人観光客がこの地域にも訪れてきており、物流の大型車と外国人のレンタカーが混じるとなると危険であり、ゆずり車線などをもっと増やすなど安心して走れる道路づくりが必要。

○道路の定時性確保
・この地域ではJRがないところは道路しか交通手段がないので、観光ルートを設定するためにも、道路の定時性が重要。1時間で着くところはいつでも確実に1時間で着くといった見通しが立てられるような道路が必要。

○医療に不可欠な道路の整備
・地方では医者の確保ができずに、釧路市中心部にある病院に頼っているのが実態。ドクターヘリだけではなく、季節天候にかかわらず安全に搬送できる道路が必要。さらに観光地では観光客が多く、医療が必要なのは住民だけではない。

○いつでも安心して通れる道路を
・阿寒横断道路は観光でも物流でも重要なルートとなっているが、特殊通行規制区間であり、特に冬期間、頻繁に通行止めになっている。これでは地域の産業にマイナスであり、ここに限らず、道路は365日安心して通れることが必要。

○景観に配慮した道路整備
・道路脇の看板は厳しく取り締まるべきではないか、景観的も問題。また、道路施設ももっと景観に配慮して作れるのではないか。

○地域の活動を支援する道路政策
・地域の計画を見据えた道路整備が必要であり、計画をしっかり策定してきた地域には、ハードのインフラ整備だけでなく、ソフト的な政策にも支援していってはどうか。例えば、地方のバス交通は弱体化しており、総合的な交通対策が求められている。