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氏 名所 属
栗田 幸雄 (財)福井県国際交流協会 会長

■ご意見の内容

○ 道路特定財源については、納税者の理解のもとに道路の財源を確保する主旨で税金を引上げたり上乗せしている制度である訳ですから、道路特定財源を一般財源にあてるということは賛成しかねます。平成18年12月の「道路特定財源の見直しに関する具体策」での閣議決定に「道路歳出を上回る税収は一般財源化する」とありますが、道路を整備するために特別に確保している税金が道路歳出を上回るのであれば、その税金の税率を下げればよいとか上乗せを辞めればよいという議論になる。道路を整備することは中長期的に産業経済及び国民生活に与える影響は非常に大きいものですから、道路整備を抑制的に考えるのではなく、積極的に考えるべきである。道路特定財源を十分に活用し道路整備を進めて頂きたい。

○ 中部縦貫自動車道や舞鶴若狭自動車道については出来るだけ早く整備して頂けるよう積極的に事業を進めて頂きたい。中部縦貫自動車道の大野油坂間においては早くルートを決定して頂き、中部縦貫自動車道の永平寺大野間ならびに舞鶴若狭自動車道においては供用年次を繰り上げ早期完成することで大きな経済効果が生まれますし、県民の生活に与える影響も良くなります。

○ 地域高規格道路に関してあまり議論に上げられなくなってきているように思います。福井外環状道路の計画もありますが、地域に密着した道路の整備をぜひ進めて頂きたいと思います。

○ 県が進める道路整備について自主的に各県の裁量で行えるような財源を設け、県内の道路整備の優先度合いはその地域の要望等から県が決め、整備を行うことができれば良いと思います。

○ 福井の冬は雪が多く降りますから、雪害等の災害に対応する道路の整備が重要です。県内の年間の道路整備事業の進め方については積雪の有無で大きく変わるので非常に難しい。雪の無い時期に工事を集中して行うようにして頂き、雪が多く降った年でも雪害等の対策の工事が滞ることのないようにして頂きたい。

○ 最近は少なくなっていますが年度末に道路工事が集中し、どの道路も通行止めになるようなことがある。ガス・水道等各関係機関の調整はもちろんやっているとは思いますが、一般の県民からは「また掘り返している」と思われているのが現状です。二度手間にならないよう十分に調整・計画し道路工事を進めて頂きたい。

○ 今の道路政策の中で大きな無駄があるとは考えていません。ただ道路構造物等の施工において技術的にコストが縮減できるものがあれば、新技術等活用してコスト低減に努力してもらいたいと思います。

○ 電線地中化については費用が多くかかりなかなか進まないと思いますが、やはり環境の美化にも結びつきますので、ぜひ進めて欲しいと思います。

○ 道路政策についてはもっと積極的に行って頂きたいと私は思います。道路を整備することにより経済産業・国民生活に対して良い影響を与え、大きな効果をもたらします。特に事業を進めている道路については早期完成を望みます。