○都心部の交通渋滞の解消と物流の効率化を図るため、物流拠点と高速道路の連結、アクセス道路の整備が重要である。

○宮城県においては、大型貨物自動車の都市部への流入が目立ち、その対応が遅れていると感じる

○三陸自動車道、東部、南部道路等の、一般高速道に準ずる諸割引制度の適用を図り、大型車両の利用を促進すべきである。

○トラック運送事業では連続乗務距離と時間に制限規定がある。
当該制限内に休憩を取る義務があるが、休憩場所の確保が困難な状況にあるので、道の駅などの駐車スペースを拡張開放し、休憩仮眠用の駐車スペースとしての利用を希望する。併せて、地域振興、活性化にも寄与すると考えられる。

○民間大型店の立地予定の道路整備は着実に進展しているが、それ以外の道路には完成の遅滞が目立つので、優先順位を明確にしての進捗を図るべきである。

○交差点の改良などは、少ない費用で大幅な渋滞解消が図られる。費用対効果の面から現在供用道路の有効利用に知恵を絞っていくことが重要である。

○宮城県では「富県宮城」と称し、総生産を増やすために物流政策も重要な課題の一つとなっている。大きな物流構想に沿った道路網の整備により、都市圏への輸送の効率化と、地産地消で生産意欲が促進されるものと期待し、協力をしていく。

○宮城県も良質の農産品を生産しているが、物流ネットワークが未整備のため輸送コストが高く、生産性の向上が図れないでいる。道路と物流網の一体化を前提に道路整備の促進を図られたい。