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氏 名所 属
熊埜御堂 宏實 三和酒類(株) 代表取締役会長

■ご意見の内容

<道路政策の優先度について>
まず優先なのは高速道路である。ネットワークとしてつながらなければ道路は意味がないが、九州の東側は南北をつなぐルートがまだつながっていない。宇佐から北九州まで早期に整備されることが全国道路ネットワークを生かすことになる。
さらに、一般道路も含めた都市間を結ぶ道路のネットワークが必要である。例えば豊後高田市へ向かうのには、宇佐別府道路からつながる道路の整備が不十分である。

<効率化の点から重視すべき点>
宇佐別府道路については、あまりにも高いところを通過しているため、年間を通して霧で通行止めになることがよくあり、問題である。通常の天候であれば40分で行けると見込んでいても、その時点になって霧で通行止めになれば、1時間半もかかってしまうということになってしまう。また、高いところに道路があることで、一般道路からのアクセスがしにくくなっているという面もある。今後の道路計画については、このような利用者の利便も考えて検討をしてほしい。
道路の建設コストを下げるのも重要なことではあるが、そのことによって道路のサービスレベルや安全面が劣るようでは問題である。技術開発などでコストが下げられるのであればよいが、うかつにコストだけを考えて下げるべきではない。

<道路特定財源について>
道路特定財源については、一般財源化よりもまずは整備されていない道路の整備が先である。一般財源化の議論は、そのような道路整備ができてから考えることである。