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氏 名所 属
松田 喬和 毎日新聞社 専門編集委員

■ご意見の内容

○ 河川では災害時でのボランティアの受け入れなどソフト面での効果をアピールしている。このようなソフト面での効果の広報が道路でも必要なのではないか。
○ 産業道路、観光道路、地域道路と機能別に再整理して説明するべきではないか。全部産業道路だと思われるから反対される。
○ 住民=被害者、国交省=加害者の構図をどのように崩していくかが重要。
○ 街を分断するのではなく生活の一部に溶け込めるような高速道路を考えていくべきだ。
○ 周囲の風景にマッチするよう、ガードレール、街灯の色の選択幅を広げるなどするべき。
○ これからは高齢化の時代。首都高の急カーブ等は高齢者ドライバーにとって非常に危険。
○ 国道246号の青山通りなど、道路に呼び名などを付けることによって愛着を持たせるべき。
○ 石原都知事により長年凍結していた外環が動き出した。本当に渋滞で困っている箇所を先延ばしにし、作ることのできる箇所から作ってきた経緯により「まず作ることありき」になっている。地域に望まれているものに耳を傾けるべき。
○ 過疎地域などでは、高速道路ができれば、人口減を含めた諸問題が全て解消するわけではない。作ることによるメリット、デメリットをきちんと説明するべき。
○ 観光道路等は使い方によって課金の割合を変更するべき。例えば、観光で訪れる人には課金し、日常で使用する人は無料にするなど。
○ 全部を一般財源化する必要はないと思う。しかし、それを守るために更に道路(必要の無い道路)を作って いくというのは間違っている。壮大な嘘をつくことになる。
○ まちづくりの中で道路をどう位置づけていくかを考えていくべき。そうすることにより、国民の理解がより深まるのではないか。
○ 大臣、首長が出てくるような広報は受けない。視線を生活者のレベルに合わせ、もっと違うおもしろい人を出してこないとダメ。
○ 最近では、「道の駅」が最もうまく広報できているのではないか。地域の人々=生産者と訪問者=消費者とを組み合わせる場所となっている。評判の良い施策を積み重ねアピールしていくことが重要。