○はじめに（自由意見）
　・全国一律ではなく地域ごとのニーズの違いを踏まえた道路政策を行っていくべき。そこに住む人の視点に立ち、いかに地域の生活、経済、産業などのニーズに応えていくかが重要。
この場合、地域のエゴであるかどうか見極めるための客観的な物差しが必要となるが、その対応として国及び自治体の説明責任が重要なものとなる。

○これまでの道路政策に関して
改善すべき点：
　・これまでの道路政策は産業中心主義であった。これからは生活の質を高めるという意味から地域における渋滞や環境などを勘案して、その地域をどういうふうにしていくか、つまり、地域の特性を伸ばしていくということに視点をおいた政策が必要。
その理由：
　・時代の潮流が変化し、ニーズは変わってきているはず。

道路に関して無駄と感じること：
　・費用対効果一辺倒の考えが、かえって無駄を生じさせている。
その理由：
　・地域の生活、経済、産業などのニーズは、費用対効果だけでは計れない。費用対効果を優先するがために、地域にとって何のための道路かはっきりしない道路が無駄な道路である。

○今後の道路政策において
重視するべき点：
　・地域ごとのニーズの違いを踏まえた道路政策を行っていくべき。（再掲）
優先度が高い課題：
　・安全、安心。
その理由：
　・例えば、幹線道路の渋滞を迂回する車両が生活道路に入ってきて地域で生活する人の安全に影響が及ぼさないようにするための政策や歩車分離など、質の高い生活に向けた社会資本づくりが求められている。

○国民から幅広く意見を聞くときの留意点は
　・日本に住んでいる外国人の声も聞く必要がある。特にアジア系の在日外国人の声を聞きたい。
　・子供たちの声も必要。次代を担う子供たちの目線は大きな意味を持っていると思う。

○道路政策全般に対するご意見、ご要望
　・国民、市民を道路管理、安全維持にいかに参加させるか、が急がれる。