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氏 名所 属
松尾 一 道の歴史研究会 代表

■ご意見の内容

今後の道路整備に際しては、地域住民を巻き込んでの「道づくり」を行うべき。住民が主体的に道路整備を計画の段階から維持管理まで行えるような、環境作りを道路事業者には行って欲しい。例えば、案内標識など表示の仕方を住民主体で検討したり、街路整備に際して、住民が計画段階から参加すれば、維持管理の段階で苦情や要望は無くなるのではないか。陳情して道路を整備してもらって後は知らないという従来型の手法ではなく、維持管理まで住民が主体的に行う仕組み作りを行うべきではないか。
利用が少ないから道路整備は無駄だと決めつけるのはダメ。道の歴史が証明するように今は利用が少なくても将来を考えれば無駄とは言えない。また、救急の観点からは無駄といえる道路は存在しない。歴史的にも道路が整備されて人や物が運ばれ、情報も伝達され、結果として文化が形成されている。
高規格幹線道路が整備されれば生活道路の交通量が減り、歩道や交差点の構造をコンパクトにできるのではないか。
昔の街道を整備し直し、観光や教育の観点からの活用を考えて欲しい。(温故知新)