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氏 名所 属
萬亀山 正信 広尾町農業協同組合 代表理事組合長

■ご意見の内容

○今後取り組む道路政策の優先度について
1. 高規格幹線道路の整備
 ・地方の医療機関の問題などを考慮すると都市部以上に利便性の高い道路整備が必要である。
 ・農畜産物輸送は大型車両を用いることが多い。しかしながら現状では街の中を通過する事が多く、運転者のストレスや一般人の安全確保、輸送時間の短縮などの点で問題がある。大型都市や主要搬出先へ直行できる『人と接触する機会が少ない道路』(高規格道路や高速道路)が必要と考える。
 ・農畜産物は海外との競争もありコスト削減していかなければならない。それには十勝圏と重要港湾である十勝港をつなぐ道路網の整備が必要であり、特に帯広広尾自動車道の整備が重要である。輸送時間短縮によるコスト削減と十勝港への企業誘致が期待できる。
 ・早く帯広広尾自動車道が完成するように、帯広側からの整備だけでなく広尾側からの整備も進めてほしい。

2.災害に強い道路ネットワークの整備
 ・十勝地方は地震が多い地域であり、特に国道336号は軟弱地盤で道路幅員も狭い区間がある。この路線は、広尾〜釧路間の重要な輸送ルートであるため、地震で通行不可となっても代替道路が使えるように道路ネットワーク整備が必要である。

3.既設道路整備の充実
 ・国道236号天馬街道は、広尾町から札幌への都市間バス路線であり、国道336号とともに釧路〜札幌間の物流を支えている道路である。国道昇格になっても、まだ道路幅員が狭い区間があり、夜間に大型トラックが走ることが多いことから交通安全上危険であるため、拡幅整備を進めてほしい。

○ 道路政策全般に関する意見や要望
 ・十勝圏の農業の発展には、十勝港の発展が欠かせない。今後は、十勝港を基点として、農畜産物やその加工品の搬出入ができればと考えている。その為には港へのアクセスルートの整備が重要だと考えており、特に運送の要となる大型車がスムーズに通行できる道路の整備を望む。