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氏 名所 属
前山 正一 七尾商工会議所 会頭

■ご意見の内容

◎事業スピードについて
・計画されている道路は必要だとは思うが、今までは計画された道路が完成するまであまりに期間が長すぎる。もっと短期間で実施すべき。私どもとしては能登と関東首都圏との距離が長いため高速道路が必要である。七尾市周辺の能越自動車道についても計画してから着工までに時間がかかりすぎ区間毎に区切られた不連続区間がある。また、着工してからも時間がかかっている。能越自動車道が一日も早く開通することを願う。
・過疎地の基幹道路整備は大事である。そのために実施すべきことを早くしてほしい。
・国が基幹道路を管理しているが地方道路と基幹道路をわけて、地方に財源を渡すようにすれば、管理体制の見直しで事業スピード感がでてくるのではないか?
・平成15年にPI方式にて検討して決めた田鶴浜七尾道路のルート案があるが、どうなっているのか?都計までまだ2,3年かかると言われている。環境調査はわかるがPI実施後すぐに環境調査を実施すればもっとはやく完成できたのではないか?田鶴浜道路は「選択と集中」で議論すればよかった。

◎地域住民への広報について
・道路計画がされているということは地域のニーズを吸い上げていることと思いますが、どういう目的をもって使われるのか地域住民に対して広報を十分にしてほしい。

◎ 地方の道路整備の必要性
・地域住民としては、ばらまき的なものはあると感じる人もいるかもしれないが、道路整備を無駄と感じている人は都会の人である。産業、農業の基盤は生命の基盤である。均衡ある発展と昔は唱えていたが、今は地方の生活のために道路整備は必要としており、無駄という議論をどのように跳ね返せばよいのか私どもとしては歯がゆい思いがある。
・能登有料道路であれ県管理道路であれ、地方の生活にかかわるものである。どうすればしっかりした反論ができるのか?
・大都会の意見と能登の過疎地では尺度がちがう。それを無駄というのはちがうと思う。
・命にかかわる道路が大事。国交省ではコンパクトシティ構想などあるが、七尾より奥能登地方には産婦人科と小児科の開業医がないため、七尾か金沢へ運ぶしかない。

◎道路財源について
・ガソリン税を一般財源化するなら、ガソリン税率を下げるべき。そのまま一般財源化することは地方としては納得できない。
・トラックの運転手は高速料金が高いため、夜間に自分の体を痛めて下道を走っている。その分、高速料金を下げて欲しいと思っている。
・余ったお金は一般財源化するより、有料道路の繰り上げ償還に使った方がよい。その方が無料区間となる時期が早まる。
・全て国で道路管理することは無駄。管理は地方行政に任せてはどうか?役割分担しないと国の予算がないという理由で地方も管理しないのではないか。地方行政に予算をつけて意欲を持たせないといけない。
・交付金は使途を指定してやらないといけない。どういう町づくりがよいかプランニングする必要あり。また、できるところの予算を確保しないといけない。

◎その他
・大きな本体部分のハード整備を少しずつ終わらせてから、バリアフリー、無電柱化など管理部分にウェートを置いてはどうか?