【■今後の道路政策において、優先度が高いもの】
・高速道路はネットワークが繋がって初めて機能するものであり、夕張〜清水間が開通することにより十勝の観光や物流が大きく変わるであろう。
　観光面では、札幌からの日帰り観光圏となることから開通を第一優先として地元は期待しており、冬期間の隘路となっている峠の解消にもつながることから、道央圏の観光客の誘致が可能になると考えている。

・最近は観光面での人の動きが変化し、大型バスでの団体観光から個人の車による観光となってきており、また、東アジアからの外国人レンタカー利用客の増加も見られる。そのことから、初めて訪れる人でも分かりやすく身近に感じる様な観光地独自の標識等整備が望まれる。

【■今後の道路政策において、効率化を図る上で大事なこと】
・温泉事業主からは、高速ネットワークが繋がることによる期待感の反面、十勝川温泉を通過し阿寒へ直行するルートとなることを懸念する声もある。現在の道路を有効に利用する観点からも、十勝川温泉に直結するインターチェンジの追加を望んでいる。

・必要なところに財源を集中して投資することは地域としても異論はないはずであるが、より地域の現状に則した効率的な道路整備が必要と考える。