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氏 名所 属
三浦 昭 東京エレクトロン九州(株) 代表取締役社長

■ご意見の内容


○産業政策と道路行政は表裏一体である。
  ・北九州に自動車産業が進出したのは、道路網の発達におけるところが大きい。
  ・当該工業団地周辺は、大変渋滞するが、産業政策と道路行政はリンクさせる必要がある。
  ・地域の就業確保、経済効果を見ても地方に工場は必要であるが、そのためには物流のための道路、産業道路、生活道路の整備が必要である。

○道路整備
  ・道路整備は、目先のことでなく、5年、10年先を見据える必要がある。
  ・新たな道路整備は、早期な全線開通よりも現道利用できる箇所は利用するなどの効果のあがる整備手法を検討すべき。
  ・国の借金もあり、高速道路をつくれば良いというわけではないが、九州の東西を結ぶ道路は必要である。
  ・中九州横断道路の大分県側は、熊本県側に比べ整備が進んでいるが、交通量の面、整備費用の面から、「なぜ」という思いがある。
  ・地域活性化、特に南九州(大分、宮崎、鹿児島)の活性化のためには、高速道路でなくても中速道路(高速道と一般道の中間的な道路)の整備が必要である。
  ・産業人としては、充実した高速ネットワークがほしいが、道路整備における経済性を考えても基幹的な一般道は4車線必要である。
  ・都会と地方を比べたとき、都会は車がなくても公共交通機関が発達しているが、地方にとって車は必需品である。
  ・渋滞緩和の1つの対策として、信号の設置と制御がある。場所によっては、「むやみに設置しない」、「サイクルを調整する」、「信号同士の連動」等による対策が可能ではないか。