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氏 名所 属
三浦 尚之 福島学院大学 福祉学部 福祉心理学科 教授

■ご意見の内容

・基幹交通網は是非とも完備すべきである。何が基幹か、何が重要か、国民に役立つという基準をどう見つけていくかが大切である。
・基幹交通網を整備して残った予算は、文化とかソフトへといった話も出てくるであろう。
・裕福な生活に慣れてしまうと、元へは戻れない。例えば、自動車を無くして生活の体系を元に戻すことは不可能である。
・お金がかかり、環境破壊となる道路は、基幹道路以外はもうつくらない。現代は、道路があることが当然となっているが、少しずつ昔の体系に戻して行く一環として、自動車が無くても生活できるまちづくりができないか。小さなコミュニティをつくり、その中には自動車を入れない等。福祉道路なら良いと思うが。
・しかしながら、まちとまちを結ぶ基幹道路は必要であろう。
・ニューヨークでは自分の家の前の歩道は自分たちの責任で管理している。自分の前は清掃は勿論、補修もする。アパート等ではそのような中でコミュニティーもしっかり保たれている。
・歩いたり、自転車や車いす、老人等が闊歩できる歩いて暮らせるまちづくりがよい。
・人間の意識改革が大切である。100〜200年の体系の中で考えていかなくてはならない。
・人口減少となれば、子供は減り老人社会となる。子供達は無視されていき、老人のための政策のみになるのではないか。子供達に長く日本に住んでもらうには、子供のうちから歩くことを教えていくことが、原点にもどっていくことになる。