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氏 名所 属
森川 英典 神戸大学大学院 工学研究科 教授

■ご意見の内容

○はじめに
 ・これからの50年は、これまでの50年のような総花的な道路政策の考え方を変えないといけない。
 ・何を優先的に進めるのかをよく見極めて、この5年・10年で本当にやるべきことに、お金を使っていくことが重要である。
 ・今までの事業評価は、形式的であったが、今後はきっちり評価されるべきであり、さらにPDCAサイクルが重要である。
 ・道路特定財源だから道路に使うことは、もうナンセンスな考えであり納得されない、たばこ・酒の税金と同じではないか。真に必要な道路に使うべきである。

○これまでの道路政策に関して
改善すべき点:
 ・総花的な道路政策では成り立たない、変えていかないといけない待ったなしの状況にある。
 ・効果のない道路事業は止めるべきである。
道路に関して無駄と感じること:
 ・生命線や代替道路がないという状況は別として、地元要望と言うだけで、交通量の少ない道路を整備すること。

○今後の道路政策において
重視するべき点:
 ・道路政策も選択と集中が重要であり、PDCAサイクルなどのしくみを考えるべきである。
重要度の高い課題:
 ・今から5年・10年で本当にやるべきこと、優先順位の高い課題に投資をしていかないと、将来に付けを回すことになる。
優先順位の低い課題:
 ・今までのような総花的な課題を進めること。

○国民から幅広く意見を聞くときの留意点は
 ・国民に意見を聞く前に、きっちり説明責任を果たすこと。あとから騙されたではいけないので、正しい情報を提供すべきである。

○道路政策全般に対するご意見・ご要望
 ・総花的な道路政策ではいけない。今後は、もっとPDCAサイクルを考えた道路政策が必要である。