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氏 名所 属
森 美恵 なはり浦の会 会長

■ご意見の内容

年度末の忙しい時期にいつも工事が集中していて、通行規制が多くなっております。何で早めにできないんだろうかといつも考えていたんです。道路を必要としている地域住民とその道路整備をする国土交通省の間に意見交換をする場が必要でしょうね。
道そのものについては、そんなに広い道路でなくてもいい。1.5車線でもいい。限られた予算で、より早く、長く道路を延ばしてほしいところです。
私たちはまちづくり活動をしていますが、お客さんの移動時間の問題が重要です。東部地域にはたくさん魅力あふれる場所が点在していますが、移動に関しての時間距離が悪く、広く東部地域の魅力を伝えられない状況です。
魅力を満喫していただくためには、場所から場所への移動に時間をかけないことが重要で、なおかつ安心して移動ができることも大切なことです。
雨がたくさん降ってくると、閉鎖される道路って魅力ありません。
 今日、9時頃地震がありましたけれど、南海大地震が起これば津波等で国道55号線は通れなくなりそうです。災害復旧事業のためにも地域高規格道路の整備は急を要します。また国道55号線は狭いので、普段でも朝夕は混雑しますし、連休などになると、すぐ渋滞が起こります。困ったものです。
 この地域には、ごめん奈半利線が開通して好評を博しております。災害時には鉄道をどのように活用するか、行政等で検討をしているとは思いますが、けが人とか病人のためには、やはり道路が必要です。即応性と自在性が要求されるからです。
 高知県東部地域は、これから真の地域づくりが始まります。地域の住民も積極的に参加するでしょう。奈半利中学校の生徒たちも国道沿いに花を植えたりしていますし、県立中芸高校の生徒も清掃作業に精を出しています。これからまだまだいろいろな試みが始まることでしょう。地域の住民みんなで盛り上げていくべきだと考えています。
 しなければならないことは、たくさんあります。たとえばお遍路さんが増えてきました。歩いているお遍路さんの休憩所などの施設がもっとあれば、と思いますし道の駅にしても駐車場が狭いことで、十分に機能していないように思います。
 ごめん・奈半利線は地域に元気をくれました。しかしながら現在市町村の役場の職員は道路整備に消極的だと思います。住民がもっと意見を出して国にむかって発言しないと、この東部地域は「忘れられた地域」「捨てられた地域」になってしまいます。
 地域高規格道路の整備が、この地域の新たな可能性を広げてくれます。