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氏 名所 属
村坂 有造 飛騨市観光協会 会長

■ご意見の内容

【道路政策全般への意見・要望】
●最近できた「スマートIC」という制度は利用者にとって非常に便利な制度であるが、地域としてどのようにして活用していくか(観光客誘致、地域活性化等)を考えていくことが重要である。

●道路と沿線住民との関わり合いが重要であり、道路の活用方法を住民が知ることが重要と考えている。また、道路整備は「地域づくり」「まちづくり」の一環であり、そのためには地元住民が「地域が一体となる仕組み作り(道路の活用の仕方、郷土愛の育成等)」を進めていく必要がある。

●近年、都会で仕事をリタイヤした人または若者等が都会には無いものを求めて田舎へ足が向いている傾向がある。田舎暮らし指向が出てきており、都会から田舎へのアクセス道として道路は必要である。そのためには、田舎としても「受け入れ態勢」を検討し、住民が道路の活用方法を知ることが重要である。

【道路に関して無駄を感じる点】
●同じ地域に対してA省では○○事業、B省では△△事業、C省では□□事業をするなど、縦割り行政による非効率的な事業の進め方に無駄を感じる。

●道路整備に対して無駄と感じてはいない。強いて言うなら、用地買収に係る時間と用地代金がかかりすぎる。用地単価に欲を出さずに地権者が協力して早期に道路整備できれば地域が早く発展する。

【具体的な要望事項】
●国道360号については富山空港へのアクセス強化および通年通行できるように整備をお願いしたい。また国道158号については松本空港、松本IC、さらには東京方面へのアクセス強化に期待するとともに、長野県側では大型車のすれ違いが困難であるため走りやすい道に整備してほしい。

●冬期の国道41号数河峠では、トラックがスタックし数時間通行止めが多々あるため対策をお願いしたい。

●最近、橋の老朽化の話を聞くが、我々としては100年、200年先まで残る道路を造って欲しい。残れば、景観の一部として使える。