・地域振興の戦略や利用者の立場にたった道路づくりが必要。宮崎では観光を主軸に地域振興に取り組んでいるため、外部からの観光客の立場に立った標識や景観が重要となる。

・外国からのお客様に対しての標識：空港付近の道路標識では、「空港前」をそのまま「Kukomae」と表記している箇所があり、外国人観光　客は理解できず、利用者の視点に立った表記になっていない。河川では「大淀川」を「Oyodogawa river」だった標識が、外国人観光客から苦情を受け「Oyodo river」と改善している。また、東アジアの観光客の多い宮崎にとっては、表記上の制約もあり難しいと思うが中国語や韓国語の表記も入れる工夫が必要。

・国内のお客様に対しての標識：例えば、国道２２０号の案内標識で宮崎自動車道の入口を案内する標識が、宮崎市内を案内しているような誤解を招く表示であるため、間違って宮崎自動車道に入り、インターでＵターンをしたという話をよく耳にする。
また、市町村合併で市のエリアが拡大したことに伴い、案内標識の市町村名表記で合併後の自治体名に変更されているが、利用者にとって非常にわかりづらい。表記の見直しを検討すべきである。

・景観の維持を重視した道路管理が必要。　宮崎空港からのアプローチの道路は、国、県、市の管理道路が混在して、それぞれの道路植栽の除草時期が異なるため、植栽が刈られたり、刈られてなかったりと疎らな状況。空港の玄関口として、空港利用者からの苦情も多い。同時期に除草を行うような工夫をお願いしたい。民間なら、国、県、市でそれぞれ除草を発注するのではなく、どこかが一括で発注する。そうすればコストも安いし、景観の維持もしやすくなる。

・国道２２０号の法面の除草は、コスト縮減により回数が減らされているが、空港から一番目につく所で、非常に苦情も多い。除草頻度をあげて欲しい。
・国道２２０号のワシントニアパーム（中分に植樹されている）について、本数を増やせば維持管理費が高くなるため、本数を変えずに、両サイドに移植する等、配置を変更するだけでスケール感が変わる。（ＣＧ画像提示あり）
移植費用がかかるが・・・。

・路上工事の煩雑さが目につく。住宅近くの道路で、いつも同じ箇所を掘り返し、いつまでも工事をやっている。各行政間での調整が、必要不可欠ではないか。