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氏 名所 属
中西 大和 秋田県産業技術総合研究センター 所長

■ご意見の内容

・どのような道路をつくるべきかは官でしっかり考えるべき。官でしっかりと案を作成した上で、有識者に意見を聴取すべき。

・道路整備・管理において、郊外の山間地まで無駄にコストをかけるべきではない。

・道路整備ありきではなく、地域のビジョンにあった道路整備を進めるべき。今後の秋田県は北部と中央と南部の三つの大きな地域に分かれると考えている。北部は木材加工産業、中央は文教、南部はハイテク産業がメインになる。

・産業振興のために道路は必要であるが、道路は産業を支えるための手段だと認識すべき。道路ができれば企業が来るというわけではない。

・南部のハイテク産業発展に合わせて、本荘〜大曲の道路整備が必要。例えば、本荘のTDKから北上の関東自動車にハイテク部品を輸送するにあたっての利便性が向上する。由利地域で飛行機を造る計画もあり、そのための部品を福島他から輸送するのにも役立つ。それぞれJUST IN TIMEの部品供給が可能となる。

・秋田県の観光資源を活用するために、観光地間の道路を整備し、アクセス利便性を向上させるべき。

・秋田県は労働力が豊富な地域であり、労働力は産業にとって重要な要素。現時点では職場がないため、労働力が県外に流出している。

・今後は道州制を進めるべき。高速道路ネットワークは国が管理すべきだが、国道以下は州もしくは市町村が管理してもいいのではないか。