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氏 名所 属
内藤 能房 名古屋市立大学大学院 教授

■ご意見の内容

●道路整備の効率化は誰も反対はしない。コストについても安ければ良いというものでもないが、安い方が良い。
●交通事故と道路との関連
・道路で対応できるものはより積極的に対応すべきである。ただしこれには限界がある。多くはドライバーのマナーの問題である。教育では治りにくい。飲酒運転等の罰則が厳しくなったがもっと厳罰に処すべき。煙草のマナーもそうである。一箱千円とかにすればかなり効果があると思う。こういった経済的インセンティブの活用が道路整備にも必要。
●道路は基本的には必要なものだが、二重投資的なものもある。例えば北海道。広い一般道がありその横を高速道路が走っている。そういう無駄は無くしたい。
●道路整備に非常に時間がかかるケースもあるが、これもコストの無駄である。
・早期に整備して初めて経済効果が発揮できる。
・時間が掛かっているうちに社会情勢が変わる場合もある。しかし整備途上ではなかなか止められない。
●道路は点ではなく線である。つながって初めて効果を発揮する。一部の点が整備できなくても100%の効果を発揮できない。 ⇒構想段階から早期に地元におろして意見を集約するべき。整備途上で反対運動をされても困る。
●景観整備は最も重要と考える。特に電線地中化は防災面からいっても必要である。もっと整備を推進するべき。
●B/Cが例え1以下であっても整備が必要なものもある。そこは民間とは違い、税金を使う意味が重要。